で、まずは、電気屋さんが付けてくれた照明器具の話。
電気屋さんは照明器具の位置に事前に配線しておくので、高さ等の打合せは重要である。図面にも記入しているが、軸組の時点で当然、打合せも行っていた。
設計者は、照明器具の位置を決める際、高さの寸法はもちろんのこと、取り付く面の材質を考えて指示をする。特に目地がある材料に対しては、目地の芯を基準に調整する。
今回の壁付け照明器具を見ると、微妙に位置がずれている。大工さんは、仕上の材料を張る際に電線を出すわけだが、出しやすい位置に出すので、普通電気屋さんは取付の際に台座の部分で調整しながら取り付ける はずと思っていたのだが・・・・。
電気屋さんに移動できるか聞いてみたが、「ビス穴が出てよければできますが」といわれ、出て良いわけないので仕方なく諦めた。ちょっと考えてくれよ!>電気屋さん。
□今回の電気屋さんは、微妙なずれがお好みらしい
ところが、もっと悲しむべき納まりがあった。
これは、施主が工事中にガレージ前にセンサーライトが欲しいと言いだし、いろいろと器具選定して見せるも気に入らない。どうも価格が高いということも原因の一つだったようだ。
数週間前に現場に行ったとき、「近くのジョイフル本田に安いセンサーライトがあったから見に行こう」と言われ、行ってみると、1980円でこの照明が売っていた。
「これなら色もシルバーだし、いいだろ?」という施主に『本人が気に入っているんだから仕方ないかな・・・』と思い、首をタテに振ってしまった。
ところが、この器具は、コンセントに差し込む形状だったので、電気屋さんは直結してくれるはずと思っていたのが間違いだった。電気屋さんは、確認もしてくれずにそのまま外部用コンセントを取り付け、『どうぞコンセントに挿してお使いください』的にしてしまった。
ここは、建物の顔だぞ!なんでこんなコンセントが付かなきゃならないんだ!。なぜ聞いてくれなかったのよ>電気屋さん!そうだ、この照明器具を付けるといった施主が悪い!と少々キレた瞬間でもあった。それにしても外部コンセントの色は何とかならないものだろうか?シルバーに塗りたくなってしまう。
やはりローコストの住宅は難しい。